『たかひろハンドブック』とは?
40才を過ぎた頃から、私は良く人生を振り返るようになった。
40才までは、受験に恋愛に就職活動に婚活に仕事に子育てにと、とにかくがむしゃらに頑張って前ばかりを見ていたが、40才を過ぎた頃には全てが落ち着き、自分の人生を振り返る余裕が出てきたからだ。
思えば苦難の連続だった。
第二次ベビーブーム
いじめ
学歴社会
超絶不景気
リストラ
結婚氷河期
中学校高校と、1学年に1クラス45人が10クラスもあり、生まれてから今日まで、生き残りをかけた超絶競争社会だった。
そんな超絶競争社会の中、私は確実に結果を出してきた。
国家公務員の合格通知3通
地方公務員の合格通知2通
国立大学卒業
国家公務員
年収600万
勤続20年
妻と子ども2人
市内に不動産3軒
銀行に貯金500万
私は決して優秀な部類では無かった。
私より優秀で将来を約束された人達は5万といた。
しかし、今中学校高校で同窓会を開けば、1学年450人の中で、私の人生の総合評価は5位以内に入るだろう。
当時は学年でも真ん中より下だった私が40才を過ぎた今、何故ここまで上位に上がったのだろう。
人生を振り返るようになってから数年、いつもその事ばかりを考えていた。
今でも私の周りには、私より優秀な人は5万といる。
しかしその殆どが、私より人生を上手くやっていない。
この数年、不思議で不思議でしょうがなかった。
私の何が良かったのだろう?
何が人生の雌雄を決したのだろうか?
数年考えた結果、私は遂に結論を出すことが出来た。
それは『人生を舐めてかかった』かどうかに尽きるだろう。
今思えば、私は常に人生に怯え、恐怖していた。
自分は世の中でやっていけないんじゃないかと常に不安だった。
そのため、私は常により確実な人生の生き残り方を考えていた。
勿論、それは他の人達も同じだろう。
しかし、他の人の考えは、私の考えよりも浅く、あと一手が足り無かったのだ。
どこか心の奥底で、考えに手を抜いてしまったのだ。
人生を舐めてかかったのだ。
人生は厳しいのだ。
優秀だからと言って生き残れるわけではない。
常に生き残り方を考え、
常にその生き残り方が確実なのかを必死で悩まなくてはいけないのだ。
そこで私は、私が必死に考え、今思えば上手くいったなと思う人生の生き残り方を、一冊の本にまとめることにした。
それが『たかひろハンドブック』なのである。